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alamode:インストール

概要

  • ALAMODEのインストール方法です。
  • 事前に以下のソフトウェアをインストールしてください
    • Intel oneAPI
    • MPI (Intel oneAPIのHPC Toolkitに含まれているもので可)
    • FFTW
    • Spglib

準備

BoostとEigen3のヘッダファイルが必要ですので落としてきます。 これらは /home/username/include を作成して、その中に入れてください

$ cd
$ mkdir include

Boost

  • 以下のサイトからBoostをダウンロードします(記事執筆時点で最新バージョンは1.76.0)
  • 展開して、中に入っているヘッダファイルを、さきほど作ったディレクトリincludeにコピーします
    $ tar --bzip2 -xf boost_1_76_0.tar.bz2
    $ cp -r boost_1_76_0/boost include/boost

Eigen3

  • 以下のサイトからEigen3をダウンロードします(記事執筆時点で最新バージョンは3.3.9)
  • 展開して、中に入っているヘッダファイルを、さきほど作ったディレクトリincludeにコピーします
    $ tar --bzip2 -xf eigen-3.3.9.tar.bz2
    $ cp -r eigen-3.3.9/Eigen include/Eigen

インストール

ALAMODEのソースファイルを以下のサイトから入手します。

入手したファイルを展開して、その中に入ります。 以下では alamode-1.2.0 というディレクトリ内に展開したとします。

$ cd alamode-1.2.0

CMakeを実行します。以下はMKLに含まれているFFTWを使わない場合です。

$ cmake -DUSE_MKL_FFT=no -DFFTW3_ROOT=${FFTW3_ROOT} -DSPGLIB_ROOT=${SPGLIB_ROOT} \
-DBOOST_INCLUDE=${HOME}/include -DEIGEN3_INCLUDE=${HOME}/include \
-DCMAKE_C_COMPILER=icc -DCMAKE_CXX_COMPILER=icpc -DCMAKE_CXX_FLAGS="-O2 -xHOST"
  • ${FFTW3_ROOT}にはFFTW3のパスが入ります
  • ${SPGLIB_ROOT}にはSpglibのパスが入ります

ビルドします

$ make

bashrcの最後に以下を付け加えてパスを通しておきます

$ vim ~/.bashrc
.bashrc
(略)
#ALAMODE
export PATH=$PATH:${HOME}/alamode-1.2.0/alm/
export PATH=$PATH:${HOME}/alamode-1.2.0/anphon/
export PATH=$PATH:${HOME}/alamode-1.2.0/tools/
export PYTHONPATH=${HOME}/alamode-1.2.0/tools/
$ source ~/.bashrc
alamode/インストール.txt · Last modified: 2021/07/12 02:03 by koudai