ubuntu:新設hddのフォーマット:parted
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概要
- UbuntuパソコンにHDDを増設した記録です
- 以下の設定を行うとデータが全部消えるので、気をつけてください
- 東芝のMN06ACA800を購入しました
環境
- Ubuntu 20.04 LTS
手順
フォーマット
- HDDをパソコンに設置します
- 新設されたHDDがどこに接続されたかpartedで調べます
$ sudo parted -l (略) Model: ATA TOSHIBA MN06ACA8 (scsi) Disk /dev/sdb: 8002GB Sector size (logical/physical): 512B/4096B (略)
- /dev/sdbに接続されたことがわかります。
- 以下では /dev/sdb の部分を自分の環境に合わせて変更してください。
- パーティションを作成します
$ sudo parted /dev/sdb GNU Parted 2.3 Using /dev/sdb Welcome to GNU Parted! Type 'help' to view a list of commands.
- パーティションの形式はGPTにします
(parted) mklabel gpt
- パーティションを作成します
(parted) mkpart パーティションの名前? []? ファイルシステムの種類? [ext2]? ext4 開始? 0% 終了? 100%
- パーティションの名前はつけてもつけなくても構いません
- ファイルシステムは現在標準のext4に変更します
- 設定がうまくいったか確認します
(parted) print
- partedを終了します
(parted) q
- HDDをLinuxの標準的なファイルシステムであるext4でフォーマットします
$ sudo mkfs.ext4 /dev/sdb
- もし Found a dos partition table in /dev/sdb と言われたらyを入力します
マウント
HDDにアクセスできるようにします
- マウントポイントを作成します(以下では /mnt 以下に hdd というディレクトリを作ってマウントポイントとしましたが、どこでも良いです)
$ sudo mkdir /mnt/hdd
- マウントします
$ sudo mount /dev/sbd /mnt/hdd
- こうすることで /mnt/hdd/ を参照したコンピュータは /dev/sbd のディスクに入ってくれます。
- 実際に増設したHDDが見えるようになったことを確認します
$ df -h (略) /dev/sdb 7.3T 93M 6.9T 1% /mnt/hdd
- 今のままだとマウントしたHDD内のファイルを編集するために管理者権限が必要になってしまうので、所有者情報を変更します。usernameを自分のユーザー名に入れ替えてください
$ sudo chown username:username /mnt/hdd
- マウントを終了したい場合は次のようにします
$ sudo umount /dev/sdb
自動マウント
コンピュータを再起動するとマウントが解除されてしまうので、起動時に自動的にマウントするようにします
- HDDのUUIDを調べます
$ sudo blkid /dev/sdb /dev/sdb: UUID="2f32d6ee-e078-4e76-9a02-84b18444454c" TYPE="ext4"
- /etc/fstab の最後に自動マウントするディスクを登録します
$ sudo vi /etc/fstab
- fstab
(略) /swapfile none swap sw 0 0 UUID=2f32d6ee-e078-4e76-9a02-84b18444454c /mnt/hdd ext4 defaults 0 1
- /etc/fstab の設定でマウントします
$ sudo mount -a
SSDを起動ディスクに、HDDをファイル保存用ディスクにする方法
HDDを増設するありがちな用途は、SSDを起動ディスクに、HDDをホームディレクトリ用のディスクにすることだと思います。 /home をマウントポイントとして増設HDDをマウントします。
- /mnt にマウントポイントを作成してマウントします
$ sudo mkdir /mnt/hdd $ sudo mount /dev/sdb /mnt/hdd
- homeディレクトリをHDDに移します。usernameは自身のユーザー名に置き換えてください。
$ sudo mv /home/username /mnt/hdd
- 複数ユーザーがいるならrsyncを使うのが楽です。元のファイルは残るので、必要なければコピー後は消します。
$ sudo rsync -av /home /mnt/hdd
- 自動マウントにより /home がHDDを参照するようにします
$ sudo vi /etc/fstab
- fstab
(略) /swapfile none swap sw 0 0 UUID=2f32d6ee-e078-4e76-9a02-84b18444454c /home ext4 defaults 0 1
- /etc/fstab 内の設定でマウントします
$ sudo mount -a
ubuntu/新設hddのフォーマット/parted.1613902289.txt.gz · Last modified: 2021/06/27 22:00 (external edit)