従来の物理学の「時間・空間・物質」という捉え方を超えて、万物は「量子情報」から構成されるという新しい視点で、「極限宇宙」の解明を目指します。この極限宇宙とは、自然界の極限的な状況を表し、
①ブラックホールの量子論(空間の極限)
②宇宙創成のメカニズム(時間の極限)
③量子物質のダイナミクス(物質の極限)
の3つの問題を意味し、その解明には物理法則の究極的な理解が不可欠です。
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おかげさまで、第二回「極限宇宙」市民講演会は大盛況のうちに終えることができました。参加者の皆様に心よりお礼申し上げます。スライドや講演動画を[こちらのページ]で公開しております。
第3回領域会議@京大基
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新着情報
A01班 森前 智行氏、山崎 隼太氏の研究成果が、2024年1月に台北で行われる量子情報のトップ国際会議QIP2024(
https://qip2024.tw/site/mypage.aspx?pid=901&lang=en&sid=1522
)に計2件採択されました。採択された論文は以下の通りです。
Fuyuki Kitagawa, Tomoyuki Morimae, Ryo Nishimaki and Takashi Yamakawa.
Quantum Public-Key Encryption with Tamper-Resilient Public Keys from One-Way Functions
Hayata Yamasaki, Kohdai Kuroiwa, Patrick Hayden and Ludovico Lami.
Entanglement cost for infinite-dimensional physical systems
本領域E01班の田島裕康氏らによる、保存量がある場合の量子測定に関する論文がPhysical Review Letter誌に"Featured in Physics"として掲載されました。https://journals.aps.org/prl/abstract/10.1103/PhysRevLett.131.210201
Featured in Physicsの紹介記事はこちらhttps://physics.aps.org/articles/v16/s150です。
本領域C03班大学院生の天羽将也氏が、第78回年次大会(2023年)日本物理学会学生優秀発表賞を受賞されました。https://www.jps.or.jp/activities/awards/gakusei/2023a_student_presentation_award.php
11月5日(日)にE02班の郡 和範氏(高エネルギー加速器研究機構)が南部陽一郎ホール(大阪大)での湯川記念講演にて「ブラックホールの謎」について公演されました。100名を越える聴衆で、講演が終わってからも、閉館まで質問が絶え間なく続くほどの盛況だったとのことです。https://www-yukawa.phys.sci.osaka-u.ac.jp/news/2002