従来の物理学の「時間・空間・物質」という捉え方を超えて、万物は「量子情報」から構成されるという新しい視点で、「極限宇宙」の解明を目指します。この極限宇宙とは、自然界の極限的な状況を表し、

①ブラックホールの量子論(空間の極限)
②宇宙創成のメカニズム(時間の極限)
③量子物質のダイナミクス(物質の極限)

の3つの問題を意味し、その解明には物理法則の究極的な理解が不可欠です。

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            第3回極限宇宙若手研究会@小樽

 [領域Youtubeチャンネル]開設しました。本領域が開催した講演会・コロキウム・集中講義等の動画を公開しております。今後も随時、動画が追加されていきます。是非ご活用ください。

新着情報

2024.09.15

第3回領域若手研究会がグランドパーク小樽で行なわれました。76名の参加者を迎え、最新の研究成果の発表や、量子情報・素粒子・宇宙・物性物理に関するディスカッションの時間を通じて、分野間の若手交流が行なわれました。

2024.09.15

1回公開オンラインコロキウム「Public ExU Colloquium」を1016日(水)13:00から開催いたします。講演者は 寺師 弘二教授(東京大学)です。ポスターはこちら。領域のオンラインイベントにまだ登録されていない方は、参加登録フォームで講演の三日前までに登録をお願いします。既に登録されている方は、再登録の必要はありません。

2024.08.26

学変A「極限宇宙」領域代表の高柳は、インドのICTS研究所で、今月Infosys-ICTS Chandrasekhar Lecturesに招待され、Entanglement and emergence of gravitational spacetimeと題する3コマの講義を行いました:https://www.icts.res.in/lectures/spacetime

その際のインタビュー記事が以下で公開されております:

In Conversation With Tadashi Takayanagi – Synapse by ICTS

A chat on quantum gravity, quantum information theory, the black hole information paradox, and holography.

2024.08.24

2024年12月17-20日に東京大学駒場Ⅱキャンパスで、本領域計画班D01主催のスクール「場の理論の新しい計算方法2024」が開催されます。詳細はこちら。

2024.08.09

学変A「極限宇宙」領域代表の高柳匡氏と領域アドバイザーの笠真生氏らが、ICTPのディラック・メダルを受賞しました。受賞理由は「重力理論や場の量子論における量子エントロピーに関する貢献」です。この賞は理論物理学の国際賞で、日本人の受賞は、1986年の南部陽一郎博士以来です。詳細はこちらのICTPのページをご覧ください:
https://www.ictp.it/news/2024/8/ictp-announces-2024-dirac-medallists

また、京都大学基礎物理学研究所のページにも紹介記事がありますのご参照ください: https://www.yukawa.kyoto-u.ac.jp/research/r389