「女性研究者のリーダーシップ研究」(代表 坂東昌子)は、愛知大学の研究助成を受けて立ち上げている研究会です。これは、女性が切り開く科学といったテーマでシリーズを組みたいと考えています。
学術の世界でも、男女共同参画へのさまざまな取り組みが進んでいますが、今のように女性研究者支援活動も大切ですが、もう少し踏み込んで、女性が科学の世界に参画したとき、現在の科学の不足している何者かを新しく作り出せるのではないか、という発想から、いろいろと模索しています。世界の歴史の中では、シーア・コルボーン(環境ホルモン)、レイチェル・カーソン(農薬による環境汚染)・アリス・ハミルトン(産業医学)、ルーシー・ディーン(100年前にアスベスト被害を警告したイギリス技術者)など、いろいろと新しい学問領域を切り開いた女性たちがいます。
日本はどうなのか、それを探したい、また新しい学問を切り開く条件は何かといった切り口から、研究会を組んでいくつもりです。それも、各学会や職場で地道な努力を続けておられる方々をお招きして、「等身大のロールモデル」をたくさん紹介したいと思っています。 そこで、1つは、生活に根ざした建築学・家政学を建築関係(女性建築家と研究者の 組み合わせの企画)、ロボットと女性、地球環境災害問題などでの大学研究者と現場研究者の組み合わせを考えています。あと「保育所作りと女性研究者」も取り上げてみようと思います。男性と女性・大学と現場といった異なった研究スタイルの組み合わせを考えています。ご意見があればぜひ情報をください。
日本はどうなのか、それを探したい、また新しい学問を切り開く条件は何かといった切り口から、研究会を組んでいくつもりです。それも、各学会や職場で地道な努力を続けておられる方々をお招きして、「等身大のロールモデル」をたくさん紹介したいと思っています。
ご意見があればぜひ情報をください。今後取り上げていく参考とします。
これまでの、研究会で取り上げたのは、以下の通りです。
川島慶子「マリー・キュリーにとっての戦争・革命」 ☆☆ 簡単な感想と報告
第4回:2007年2月月12日
大武美保子・高橋智隆「ロボットと女性」
☆☆
簡単な感想と報告
写真も少しばかり・・・・
宇野さんと筧さんの感想
第6回:2007年3月9日
田崎和江・中山俊雄「災害問題をめぐって」 ☆☆簡単な報告here
第7回:2007
年4月2日(月)午後5時半より
広原盛明・
川本真澄「まちづくりといえづくり」 ☆☆簡単なご報告here
第8回:2007年5月19日(土)午後2時より
多尾清子・
八木克己「医療者と統計学:ナイチンゲール統計学者の顔をめぐって」 ☆☆討議資料(出た段階で掲載)here
第9回:2007年6月3日(日)13時30分より
オーバービー博士講演会
「アメリカからみた憲法第9条(仮題)」
☆☆説明は出た段階でhere
第10回:2007年7月28日(土)15:00-19:00
宇野賀津子・東優子「ジェンダーアイデンティティーNature vs Nurtur」
☆☆討議資料(出た段階で掲載)here
日程交渉中のものは次の通りです。
太田明「正義と戦争-アンスコムをめぐって」(日程交渉中)
坂東昌子「マンハッタン計画と女性科学者」(予定)
プロジェクトXX作成について
なお、プロジェクトXXというドキュメンタリービデオを作成予定です。素人でつくるものですが、最初はプロジェクトXという「男のロマン」を描いた番組に引継ぎ(??)プロジェクトWとするつもりでしたが、プロジェクトXXと名づけることにしました。当初、プロジェクトWとしていましたが、 神戸大学で話したときに、そこの女性研究者近江戸 伸子先生から、 「プロジェクトXX」とした方がいいのではないかといわれ、アイデアをいただきました。 Xというのは、「未知の可能性を秘めたなにものか」を意味するから、 男性がXなら女性は余分になにかあるよ、という意味あいがあります。 しかも彼女は生物学専門の方で、遺伝子の違いがXYかXXかという区別と連動させて面白い名前ですね。「XXいいですね。XX を何と読むかですが、エッキス、エッキス、というのもあまりゴロがよくないように思いますし、ダブルエッキスと表現するのはいかがでしょうか。」とは宇野賀津子さんのコメントです。プロジェクトWも引き継げますし。女性版ということも強調できます。