概要

学術変革領域研究 A「極限宇宙の物理法則を創る-量子情報で拓く時空と物質の新しいパラダイム」では、量子情報と物理学(素粒子・物性・宇宙)を融合させ、極限宇宙の3つの問題:ブラックホールの量子論、宇宙創成のメカニズム、量子物質のダイナミクス、を解明することを目指しています。今回のワークショップでは、物性分野を含む分野融合研究を推進するため、計画研究・公募研究のメンバーに加えて、領域外からも関連分野の方々を招待し、できるだけ幅広く実験分野と理論の方々の議論を行える機会を設けて、興味の重なりについて理解を深めたいと考えています。

開催日程と会場

2023年5月16日(火)9:50 ~ 5月17日(水)15:00 頃, 東京大学駒場Iキャンパス

講演は現地で行われます。Zoom による配信を予定しています。

5月16日(火) 5月17日(水)
9:00 - 10:00 9:50- はじめに 内野瞬氏
10:00 - 11:00 山本大輔氏 素川靖司氏
11:00 - 12:00 下川統久朗氏 富田隆文氏
12:00 - 13:00 (昼食) (昼食)
13:00 - 14:00 清水康弘氏 國見昌哉氏
14:00 - 15:00 米澤進吾氏 遊佐剛氏
15:00 - 15:30 (コーヒーブレイク)
15:30 - 16:30 川上恵理加氏
16:30 - 17:30 小澤知己氏
17:50 - (情報交換会)

講演者(敬称略)

  • 山本大輔 (日本大学)
    「SU(N)磁性と冷却原子量子シミュレータ」
  • 下川統久朗 (OIST)
    「Entanglement-based Method for Distinguishing Quantum Spin Liquid and Quantum Frustrated Random Singlet States」
  • 清水康弘 (名古屋大学)
    「Observation of quantized Weyl fermions and discrete time crystals with NMR」
  • 米澤進吾 (京都大学)
    「対称性破れの検出と制御を基軸とした固体量子物性研究」
  • 川上恵理加 (理研)
    「ヘリウム表面上の電子を用いた実験: 最近の研究と量子シミュレーションの可能性」
  • 小澤知己 (東北大学)
    「冷却原子系と光共振器系を中心とした、人工次元物性の進展」
  • 内野瞬 (日本原子力研究開発機構)
    「Quantum transport with ultracold atomic gases」 slides
  • 素川靖司 (東京大学)
    「光格子を用いた極低温・超高速量子シミュレータ」
  • 富田隆文 (分子科学研究所)
    「冷却原子で広がる量子情報・量子多体系実験の可能性」
  • 國見昌哉 (東京理科大学)
    「Rydberg原子を用いたDzyaloshinskii-Moriya相互作用を有する量子スピン鎖の実現方法の提案と量子多体傷跡状態」 slides
  • 遊佐剛 (東北大学)
    「核スピンや励起子による量子ホール系の探索とエッジで創る時空」 slides

参加申込

参加登録フォームからお申込みください。参加費は無料です。
現地参加人数に限りがあるため、やむを得ずオンラインでの参加をお願いする場合があります。

世話人

堀田知佐 (東大総合文化)、上田宏 (阪大QIQB)、奥西巧一 (新潟大自然科学)、高柳匡 (京大基研) 、手塚真樹 (京大理)、中島秀太 (阪大QIQB)、遊佐剛 (東北大理)

連絡先

お問い合わせは chisa[at]phys.c.u-tokyo.ac.jp までご連絡ください。