日記の履歴(0710〜0712)

日記の履歴です。


2007年12月


というわけで今年も終わろうとしています。みなさま良いお年を。


歌劇場のコンサートは英語でオンライン購入できるのだが、ミュンヘンフィルの場合予約はミュンヘンチケットに飛んでしまい、充実したHPのくせに英語にならないのでこれまで若干敬遠していた。しかしせっかくミュンヘンにいるわけだしティーレマンも見ておきたいということで、このままだと使う機会がなさそうなスーツを着用しつつ、ミュンヘンフィルのジルベスターコンサートに行ってみる。

ガスタイク文化センターにあるフィルハーモニーは、ガラス張りの外観でホールはすり鉢型。夕食を外で食べてたら到着がぎりぎりになってしまい、あまり内部を探索する間もなく席に着く。ジルベスターということもあり、短いノリのいい曲がたくさん続く。ティーレマンは基本的に大振りで、しゃがんだり跳んだりどことなくテンションが高い。と思ったらもたれながら振りはじめたり。年末だしそういう雰囲気なんだろう。オケは弦が明るく華やかな音色。Vnソリストはいまいち音量が、と思って調べるとコンマスの一人であった。なるほど。

ところでツィゴイネルワイゼンはドイツ語だと思うんだが、プログラムにはAIRS BOHEMIENSとある。原曲は英語なのか?

あとプログラムは3ユーロで買えるが、HPからダウンロードも出来ます。飲み物の値段は歌劇場ほどは高くない。出口の数が少ないのか場所が狭いのか、奥の方の席だと休憩時、終了時に脱出時間がかかる。


自宅で忘年会。ドイツ移住をはじめいろいろありましたが、まとめると激動+充実の一年だったか。


パーティーを準備していて客の夫婦が突然キャンセルになったのだが、料理は4人分あるのでどうですか、と突然お隣の日本人夫婦に夕食に招かれる。オイルフォンデュがメインの、なんかかっこいいパーティーでした、ごちそうさまです。


新しい部屋の改装の仕上げは来年にならないと来ないようなので、のこりの荷物も引っ越し。宿舎の北側から南側へ、ちょうど鏡にうつしたように左右逆になるのだが、契約によると若干広いはずで、微妙に違うところもあるのかも。カイラルだがちょっと破れている、とも言える。スイッチはドアの右、みたいに感覚的に覚えている配置がちょうど逆なので、マリオカートのミラーコースの気分になります。

ホームコンサートのために借りていたVaを交換。今まで借りていたのは持ち主固有のやつで、貸し出し用の楽器が別にあるので、今後はこっちを使ってくれとのこと。今までのが相当いい楽器だったので、新しいのは若干質が落ちる。なぜかViola d'amoreとラベルが貼ってあるギターケースみたいなちょっと変わったケースに入っている。


とりあえず完成した宇宙戦艦ヤマト、ハナミズキ、いい日旅立ちを練習。弾くのが難しい譜面は改造すればよいのである。


冬休み特別企画ということで、先日の赤とんぼの勢いでVa+ピアノの楽譜を作成してみる。急な要請にも対応できるようにレパートリーを増やすことは大事。最近は、手元に音源が無くても最近はyoutubeで調べられるし、midiを置いているHPも多いので調査は簡単。


クリスマスイブということで鳥の丸焼きが制作される。食べるのが難しいというか汚くなるというのがあれだが、ごちそう感あふれるメニューである。食後はフラウエン教会で行われる夜のミサに参加してみる。開始ぎりぎりに到着したらすごい人で、端の通路で立ち見になってしまった。ミサの様子は直接見えないが、前に巨大スクリーンが設置されていて中継される。パイプオルガンや合唱がただで聞けるのでよろしい。10時開始のミサはグローリアやキリエの通常の流れに加え、(ちょっと変形した?)きよしこの夜などが歌われるクリスマスらしいくだりもあり、日が変わるころに終了。


宿舎がお隣の日本人の方からモミの木をいただく。この時期、大小さまざまなモミの木を売っている露店が広場などにあるのだが、店じまいをはじめているところがタダで配っていたらしい。どうもありがとうございます。


鍵をもらってあるので新しい部屋の様子をうかがう。今いる部屋の隣も今月改装が入っていて、ドアの隙間から工事の模様が見えたのだが、床の絨毯をひっぺがしたりバスタブごと取り替えていたり、わりと大仰な改装を行っているようである。新しい部屋も、風呂トイレ周辺が今の部屋の設備より近代的になっている。事務所の話だともう入れるはずなんだが、電気のスイッチのカバーがついてなかったり、コンセントがむき出しだったり、若干細かい部分で完成してない気がするのだが。すぐ使わない荷物だけ移動して、次に事務所が開く27日に確認することにする。

市内のクリスマス市をもう一巡り。こないだのパーティーで実演されたものの小規模版であるところの、火のついた角砂糖が乗った専用容器で出てくるワインを飲んでみたり、フルーツのチョコレートかけを買ってみたりする。


職場訪問を受ける。雑用的な仕事を少しすませ、お花を買って帰る。


モモンガをかわいがる夢をみる。

large Ncを投稿、今回は事前にpsも確認しておく。

B.M.くんセミナー、latticeでパートン分布。factorizationを検証できたりするのがおもしろい。lattice上で構成するところがよくわからなくて、注目しているクォークがvalenceに見えるのだが、実際に興味があるのは(主に)sea quarkのほうだったりはしないのだろうか。

グループのクリスマスパーティー。白ソーセージを夜に食べても、それが習慣化されていればそれほど問題はないらしい。砂糖に火をつけるワインのデモンストレーション、そんなん部屋でやっていいんだろうか。


通学に使っている電車が途中の駅で止まる。乗り込む駅で、通常と違うアナウンスをしていたのであやしいと思っていたのだが、Alte Heideに停車すると乗客が全員降りはじめ、ここからバスに乗り換えてください、的なアナウンスが流れる。電光掲示板をみると、4駅くらい先のKieferngartenまで電車が止まっている様子。地上に出てみて、人の流れに従ってバス停までたどり着くが、混んでいるのと帰りも復旧してなかったらめんどくさいので、今日は引き返して家で作業することにする。

今日のドイツ語:Die Kieferは松、Der Kieferはあご。松公園はいいが、あご公園はいやだ。

large Ncがほぼ最終になったので、若干の確認を経て投稿、と行きたいところだが、最近どうもIBZのネットワークが弱く、途中で切れたりしたらこまるので、明日学校でやることにする。


若干忘れていたが、改装作業の関係で今月末=年末にIBZ内で部屋を移動しないといけない。しかし年末は事務所も閉まると思われるので、段取りを確認しておく。と、すでに今週末から移動可能であることが判明し、鍵を手に入れる。引っ越しと言っても、今回は同じ建物の同じ階なので、以前のものよりはだいぶ楽だろう。今月中に移動を完了すればいいので、時間もたっぷりあるし。

全体を見直したのちスペインに送信。わりとすぐに帰ってきたのでコメントを入れて京都に戻す。


large Ncの論文が帰ってくる。図の入れ替え作業と全体の微調整。

messageとmassageは似ているがだいぶ違う。ということに気づいて、昔のメールを検索してみたところ、「マッサージありがとう」と言ってるのがあったりしてちょっと恥ずかしい。

日本でこっちの携帯を使うとえらいことになる、こともある。


にわとり4羽にえさをやる夢をみる。

Sendlinger Tor近くのおいしいイタリア料理屋にわざわざ行ってみたが、日曜定休のようでやってなかった。しょうがないのでトラムのクリスマス電車を見学して、Sendlinger Torでやっているクリスマス市をのぞいてみる。昼だったこともあり、あまり人も多くなくて回りやすい。ここでもステーキゼンメルが売っていて、おいしかった。門の近くのいろいろ売ってる店より、トラム乗り場近くの専門店のほうがタマネギも入っててお得。ケチャップは点滴のように上からつり下げてある。あとグリューワインの白なるものも飲む。今日も最高気温がマイナスと寒い一日だったが、なんとか過ごせる感じだろうか。


週末バイエルン小旅行シリーズ、第3回はレーゲンスブルク。駅前は公園になっており、中心部までは少し歩く。当地でPDをしているM.O.さんと待ち合わせて、大聖堂を見学したのち昼食。現ローマ法王とレーゲンスブルクなど、いろいろおもしろい話を聞けました。ガイドブックにもあまり書いてないので情報がありがたい。ドイツに来る直前に居酒屋で書いてもらった指導教官メモも参照しつつドナウ川、石橋、有名ソーセージ屋など定番を見学してからクリスマス市にも向かってみる、しかしなにぶん今日は寒い!手袋していても手がつめたい。グリューワインで体温を上昇させて城のほうを見学し、ふたたびクリスマス市に戻る。ここでは揚げパンやレーゲンスブルク名物の蒸しパンクリームかけ等の食べ物屋が充実している。

パンダ連続射殺とはひどい!犯人許さん。しかし写真がニュース内容とまったく関係なくかわいい。パンダのなる木か、それは。


dvipsが通るように修正したファイルに置き換え。早めに大学を脱出していると、基研に行ったはずのH.W.さんに偶然遭遇、しばらくこちらに来ているようです。

IBZコンサート、会場は前のホームコンサートのあった旧セミナールームだと思っていたが、どうもりっぱなほうの部屋であることが判明。それはつまり庄司紗矢香と同じ舞台に立つことを意味する。小さい子の演奏にはじまり、IBZに滞在している各種ゲストの演奏が続く。主催者に「赤とんぼ」の題名と、 red dragonflyだ、日本の子供の歌だ、と説明しておいたつもりだが、なんか「Japanische Weihnachts Lied(日本のクリスマスの歌)」みたいに紹介されたような。山田耕筰さんすいません。ちゃらっと弾いて初海外公演終了。こんなもんで許してください。なんにせよ終わるといろんな人にほめてもらえるし、お花がもらえるし、ちょっとうれしい。


N.K.氏セミナー、ChPTでpiの性質をいろいろ調べる。実験の人はいろいろ考えるわけですね。しかしその小さな差は検出不可能では?

練習のためちょっと早退。夕方ピアノを占拠してとりあえず練習、ピアノ鍵を借りてはいたものの、最近はあまり触ってなかったのでちょっと心配。楽譜を弾きやすく修正。ドイツ語教室から帰ってきた奥さんと合流し合わせてみる。まあこんなもんか。そんな場合かどうかはわからんが、オデオン広場近くでやっている中世のクリスマス市へ。ぶきのみせみたいなのがありました。料理は串焼きがおいしい。

8時から歌劇場でバレエ付き大地の歌、初の天井桟敷。シャンデリアが近いが中央をおさえれば舞台はよく見えます。客の入りはいまいちで、下の方に空席も見えたが、移動する勇気はまだ無し。前半は現代曲、各楽器一人ずつくらいの編成で、ドラムとキーボードが入っている。コンマスのソロが良かった。後半大地の歌は変な動きのバレエが面白かった。酔っぱらうところは酔っぱらった動きで、馬に乗るところは馬にのる動きで、黒い衣装と明るい色の衣装の対比など、わりと歌詞に忠実な解釈か。しかし演奏はいまいち。オケは厚みがたりないし(ピットだからしょうがないんだが)、テナーは迫力がない。前も思ったが、バレエ客はバレエを見に来ているので、演奏後の余韻とか関係なくすぐ拍手が始まる。大地の歌の最後、ewig...ewig...と消えるように終わるところも、たぶん幕係が幕を下ろすのが早かったんだとおもうが、幕が下りてしまうと音が鳴っていても終わったことになってしまうらしく、拍手がはじまってしまう。なんか、そのへんが不完全燃焼でした。というか、バレエの公演は、バレエを見に行くもんだな。そもそも「バレエ付き大地の歌」と認識するのではなく、バレエ公演だと思うべきである。


論文がarXivに出たかな?と思ったら早速E.O.からメール、しかし内容についてではなくpsを落とすと壊れている、という話。pdfは正しく生成されるのを確認しておいたのだが、たしかにpsに問題あり。どうも図1が原因のようで、feynmfで作って(しかも一部はテキストで、一部はLaTeXiTで)イラストレーターで張り合わせたのがイカンかったようだ。修正しながら気づいたが、イラストレーターで書き出すときに、古いversionのepsを作る方がファイルサイズが節約できる。しかし彼は早起きだな。

そして例によってB.K.氏。いい加減めんどくさいので若干威圧的にでてみると「そうか、それならいいんだ、わかったわかった」とわりと弱腰になる。意外といいやつなのかもしれない。

金曜のIBZホームコンサートに、やっぱり出演することになる。そんなような話はあったのだが具体的な交渉がないまま日が経ってしまっていた。しかしすでに名前入りのプログラムが配布されてしまい、さらにヴィオラが届いてしまった。とりあえずかつて弦4を作ったことのある赤とんぼをVa+ピアノに編曲。Finaleはこんなとき便利。しかし仮タイトル「Wintermaerchen」ってなんや?


OzTeX内でいろいろ試してみるが、どうもCJKがうまくいかない。システムに導入してみるか?


自分セミナー、ここでやっている話とlarge Nc少し。まあこんなもんですかね。N.K.やボスは、わからないこともちょっと説明すればすぐ理解してしまうところがすごい。large Ncもこの流れだとまとまりがいい感じである。覚えておいた方がいい事:quasi-bound stateとresonanceは、業界によっては与える印象が違うらしい。Ncが1だったらあんまりカラーの意味がありません。ファイルをアップしておく。

相互作用の論文の最終調整をしていよいよ投稿。結局これが早かった。実は指導教官の名前が入ってない論文1本目です。思えば前の論文から1年以上あけてしまったので、投稿の方法を忘れかけている。いいタイミングなので漢字入れに挑戦するも、あえなく撃沈。もうちょっと修行します。


夕方ちょっと市内まで出かけようとして、鍵を一つ中から差し込んだまま外に出てしまう。もう一つの鍵は持っているのだが、こうなると鍵穴に外から鍵が全部入らず、開ける事が出来なくなってしまう。うわさの「閉め出されました:ausgeschlossen」をついにやってしまった。普通と違って、一つ鍵を持ってるのに中に入れない、というのがちょっと悲しい。住み込みの管理人さんに助けを求めて鍵屋を呼んでもらい、高額の報酬を払って開けてもらう。いい勉強になった。。。


ニュルンベルクといえばマイスタージンガー。いい感じの城壁で囲まれた街の真ん中に川が流れていて、城の方に向かって上り坂になっている。中央駅に到着後、街に入らずいきなりDB博物館に行ったのだが、SLを近くで見れたり、王様車両を見学できたりなかなかおもしろかった。体験コーナーで運転シミュレーターがあるのはわかるが、踏切を操作できたり、SLの石炭を入れる人のつもりになれるゾーンがあるのが渋い。ひとしきり市内を歩いてデューラーの家など見学して、ソーセージ屋で一杯ひっかけつつクリスマス市へ、有名なので、どうにも人が多い+日本人が多い。タマネギと肉を挟んだパンを屋台で買うと、店の兄ちゃんが「ニクー!タマネギー!」と言いながら渡してくれた。


モノポールのフォームファクターを入れてどうなるかを調べる。昔の論文を見てみるが、式や図があやしいのでもう一回計算、やっぱりパラメーターを適切に取れば変わらないようだ。だいたい今の枠組みだと、ループ関数の値にだけ効いてくるので、絶対値を合わせれば結局変わらない、ということは予想の範囲内なのだが。


楽◯のポイントお知らせメールがくるのだが、今回急にオーダーが上がっている。最近よく利用してるとはいえ、そんな増えるか?と思って明細を調べると、なんかキャンペーンに当たったようだ。当たった通知は来なかったように思うのだが、ちょっとうれしい。


Y.S.K.セミナー、sum ruleでベクターメソンに対する媒質効果、質量ではなくモーメントに注目することがポイント。第1モーメントは幅が狭い極限で質量に一致し、ピークがなくなってもwell definedな量。いろんなモデルのスペクトル関数をインプットにして、sum ruleのthresholdパラメーターから崩壊定数を決めると、定量的にそれっぽい値が出てくる。しかも第1モーメントを見てみると、BRスケーリングのようにも見える。ちょっと出来過ぎな気もする。一部のモデル、例えばM.F.M.L.氏のスペクトルではconsistentな解が出てこなかったりするが、やはり彼は危険人物のようで「あいつには私から話しておく」とボスが言っていた。

スペインから返信、仕事が早い。これが最初に仕上がるか?


ニンニクは焦げやすい。


ボスと論文について議論。相互作用の比べ方で意見が衝突し、はじめて「たたかう」を選択。手強いです。最終的には、定性的な議論として、という主張は認めてもらう。しかし誤解を招く可能性があるので、書き方は慎重にする必要がある。ボスの気にしているポイントも確かにその通りで、うまく表現しないといけない。

P.H.くんセミナー、カイラル凝縮の密度依存性。中途半端に足すと変なところで発散してしまうので注意。


コンサートの予約、バレエ付き大地の歌です。歌劇場の予約システムがちょっと変更になっていて、ログインが必要。


こっちにきて半年になりました。

アウグスブルグに出かける、わりと都会です。教会や市庁舎ホールなどの定番の観光をしたあとクリスマス市へ。ステーキゼンメルがかなりうまい、おすすめです。グリューワインもあたたまる。


2007年11月


large Ncを続ける。大きくすると結合が落ちることに気づく。いや、前から気づいていたが、違う見方が可能。とすると、やっぱり極限での値を評価する必要があるが、分母が発散してくれるようだ。これでまとまりが良くなってきたか。

IBZコンサート、こないだの庄司紗矢香と同じ枠で弦楽アンサンブルなのだが、今度は大学オケ1回生レベル。すごいギャップである。基本がじいちゃんばあちゃんの集まりで、トラであろう若者がリードしているあたり、あのオケを思い出さんでもない。モーツァルト、エルガー、テレマンで、モーツァルトとテレマンでフレット付きの変な5弦ベースが使われていた。


C.S.さんセミナー、GHLSでa1の効果を入れてrhoのスペクトルを見る。やっぱりrhoをゲージ場として記述する、と決めたとたんに本質的な結論が決まってしまうわけで、見通しはいいが融通が効かない。threshold cuspは幅を入れるとなくなる、か、そりゃそうか。真空の幅を入れたように言っていたが、例えばa1のプロパゲーターも計算してself-consistentにしたりしなくてもいいんだろうか。

相互作用の論文の続き。ボスの語調に押されて文章が強気です。


large Ncの方に着手。意外とサクサク進みます。構成もいい感じになってきたような。


ヤマハがベーゼンドルファーを買収だと?それでいいのか。

3体計算の方の担当分をどうにかまとめる。

家の近くのピザ屋に行ってみる。なるほど確かにおいしい。


S.R.くんセミナー、PNJL。分散関係についてボスともめていたが、一歩も引かない態度は立派。しかし、effectiveにはsubtractionと同じことをしてるのだが、conceptualに分散関係というときに途中でカットしてはいかんだろう、ということじゃなかろうか。そもそも3元カットオフ使うから問題があるのでは?とも思うが、温度入れたりするのにはやっぱりそっちの方がいいんだろうか。

ボスによる論文の修正:わりとoptimizationが強いが、だいぶかっこよくなって返ってきた。そして強そうだ。slightlyがsignificantlyになってたりする。

スペインワインはやっぱりおいしい。


時差ぼけではないようだが、若干疲れたのか体調不良の一週間だった。東に移動すると疲れる、という話があるが、実際はどっちに移動するかは関係なく、旅行中は(日本と言えど)緊張しているので気合いが入っているが、帰ると安心してしまって疲れが出る、という図式なのではなかろうか。


鍋、ポン酢という調味料は素晴らしい。


やっぱり重なるみたいなので今回は断念。


ドイツの物理学会の話があるが、日本に帰る時期と重なってしまうか?


いろいろと文章を書く仕事をしてみる。


学会申し込みをやっておく。備考欄みたいなのがないんですが?


ICEで3時間ほど、無事ミュンヘンに帰ってまいりました。初の「日本へ海外旅行」は楽しかったです。家のまわりに雪が少し積もってます。


帰りは9:40発、やっぱりB747-400、テレビつき。ソウルまではやや揺れる。食事は押し寿司的なもの。その後は同じ飛行機でフランクフルトまで。まあまあ快適、わりとよく寝れる。到着前の食事はプルコギか魚で今度はプルコギを選択。チェックインの段階で通路側が確保できなかったが、一回も席を立たなかったかも。飛行機に乗るのはちょっと体調不良ぐらいのほうが、精神衛生上いいのかもしれない。しんどいけど。予定通りに空港を脱出し、往復で買っていたチケットのSバーンの時間にちょうどまにあう。フランクフルト中央駅についたのは7時。前と同じホテルに直行しチェックイン、荷物をおいて駅のマクドで夕食、水を購入し帰還。


今日は日本最終日、食材等の買い出し。ゆったりと起きて住吉で昼食、その後カレールーやポン酢をしこたま買い込む。チーズおかきも買い込む。薬屋にも行く。ユニクロにも寄る。スーツケースに入れてきたリュックを取り出し、固形物や重い物はリュック、液体や軽い物はスーツケースに収納する。


研究会最終日、セッションは午前のみ。共同研究者の皆さんと細かい調整をする。締めはThetaのインフォーマルミーティング。直属の弟子さんたちは、この後温泉に行くそうです。

一旦荷物を置いてから梅田に出て夕食は久しぶりにDaniとM.K.と焼き肉、松坂牛を食べる。うまいです。いやいやDaniさんおめでとうございます。M.K.は相変わらず激しい生活のよう。最後にボジョレーを一杯飲んで解散。また3月にやりましょう。


研究会3日目、T.Y.さんのトーク、Lambda1405仮定、と言っているが、Lambda1405の主要な部分がKbarN相互作用で出てくるという点はカイラル模型でも同じ。それより大きな仮定は、pi Sigmaの対角成分をゼロにしているところで、カイラルではそこに引力があるということが幅の広いレゾナンスを作り、結果としてKbarNのポールは1420にあらわれる。というぐらいのことは、少しやっている人なら分かるとおもうのだが、関係者以外にちゃんと伝わっているのだろうか。昼食でA.D.さんとA.Y.さんと一緒になったのでさらに話を伺う。2チャンネルで出る話はやっぱり重要で、これもやっている人は知っていると思うんだが外部の人にもちゃんと説明していかないといけないと思う。

ポスターセッッション、E.O.に解説、おまえはよく分かっている!とぎうぎうされる。あとO.S.さん+S.T.くんとも議論、前に言っていたのはそういう事ですか。subtractionでどうにかする、というのは面白いかもしれない。ただ、今のやり方(正確にはM.F.M.L.流)でも、振幅のエネルギー展開をすれば、カイラルカウンティングとは矛盾しないんじゃなかっただろうか。D.J.さんと一緒にW.W.に共鳴の起源の話をする。こちらもわりと好評なようでなにより。residueをしらべられるか?というのは、確か前にsigmaについてやってたときの方法が使えるだろうか。めずらしく忙しいポスター発表というのを経験する。

ポスター後プレナリー、ノーベル賞の人じゃないですよね、と思って調べてみたり。H.Z.さんのトークにちょっぴり名前が出てきてちょっとうれしい。しかし順番が違います。Z.Y.Z.さんと同じ北京のグループの人で、後で話をしてみるとこちらの論文をちゃんと読んでいるようである。そしていいところを突いてくる。いずれにせよ彼らの高度な散乱理論の枠組みに比べるとこっちのは第0近似なので、もうちょっといろんなことが出てくる可能性はあります。


研究会2日目、午前のセッションでトークなので遅れないように早起き。さらに正しく南口でバスを降り無事到着。今回のトークは全て新ネタなのだが、わりと好評だったようでなにより。質問:A.Y.さんより、散乱長は?に対しては、実験が確定していない、と答えれば良かったようだ。S.H.さんより、虚部が小さくてperturbativeというが、2核子吸収を考えると小さいとは限らない、とのこと。ここではKbarN2体の相互作用の話をしているので今は2核子吸収は関係ない。ただ、書いてはないけど口頭で「3体の計算をするときもperturbativeに〜」と言ってしまった気もするので、それは正確でないですね。いずれにせよ2核子吸収は3体以上ではじめて現れる効果であって、今の2体相互作用ではもちろんpi Sigmaへの崩壊以外から虚部は出ず、例えばLambda(1405)に対して「実部で解いた束縛状態で虚部を摂動で評価」とやっても「複素ポテンシャルで解いて振幅(あるいはポール)から質量と幅を出す」とやっても結果があまり変わらない、という意味だと思って下さい。これは正確。さらに、2核子吸収を含めて「3体になってはじめて出てくる効果」を入れなければ(これまでの全ての厳密計算では入っていない)、やっぱり虚部は小さく摂動的である、ということ。

ここまではボスの援護射撃もあったが、最後に知らない人からu-channelとかlarge Ncとかについてコメント、あとで北京のグループだと判明。ということは散乱理論をよくわかっている人なので、時間もないので軽くごまかしたつもりだったが、ちゃんと説明したほうが良かったかも。終了後さらにM.J.V.V.から、gaussianでなくてYukawa型のがメソン交換という物理的描像に近いのでは?と言われるがそのとおり。しかし後で3体に適用するときにgaussianのがいいんです。それだけです。その辺を気にする人がいるということなので、今の相互作用のrangeが短いことももうちょっとコメントできればおもしろかったか。

午後はKの方のセッション、Y.A.さんのトークで、昨日言っていたファデーフと変分の違いについて。あまりよくわからなかったが、そういうことだろうか。A.D.さんの3体計算のところでも、3体の中にいる2体のエネルギーをどう定義するのか、という問題があったが、本質的に同じ様な問題なのかもしれない。夕食はバンケット、いろいろ面白いスピーチが聞けました。あとT.S.くんがA.H.さんに似ている。


研究会初日、バスは阪大南口で降りたら近いのでは、と気づきながらも本部前まで乗ってしまう。昨日の忘れ物はちゃんと受付で保管されていた。ありがとうございます。H.I.くんやA.D.さんともここで再会。

研究会はボスのトークからスタートし、おなじみの顔ぶれのトーク。昼に旅行会社のWさんからチケット購入、わざわざコンベンションまで出てきてもらったが、ここで入手しておかないと、帰りの切符がなかったりもするので。午後はパラレル、どっちにいくか微妙だが大きい方の会場で。M.F.M.L.の論文で名前を見た事があるM.S.さんはおばあちゃんだった。終了後RCNPにこっそり侵入し、ネットをしたりポスターのためにトークのファイルを印刷したり。夕食は家で鍋。


今回の滞在は神戸の実家。阪大まではちょっと遠い。今日は夕方にレセプションだが、少し早めにRCNPに行って作業と議論。ゆったり起きて少し買い物をし、マグロ山かけ丼を食べてから阪大に向かう。茨木までJRで、そこからバス。茨木も久しぶり、駅前のN◯VAがあったビルが改装中。住んでたところの近くの小学校の向かいにすき屋ができている。

RCNPに到着、出動の瞬間のA.H.氏に遭遇しご挨拶。学生ポスドクのみなさんはだいたい準備に借り出されているようだ。とりあえずお茶部屋でネットを始めるが、K.N.くん、D.V.さん、L.S.G.さんやM.J.V.V.氏など、懐かしい顔ぶれが続々、お久しぶりです。H.T.先生やRCNPのポスドクの皆さんも帰ってきて、やっぱりいつも通りのようです。

レセプションの前にD.J.さんが到着して少し議論。共同研究の内容を今回のトークでどうしゃべるかについてと、ドイツでしている話の報告。しかし最近PCの電池が切れるのがはやい。レセプションはJICAで、S.I.N.さんにも再会、やっぱり冷蔵庫を喜んでいただいている。今回はその辺の話もするのでY.A.さんとちょっと議論。茨木行きの終バスは意外と早いので、9時前には退却。しかし受付でもらった封筒を忘れて帰ってしまう。


現地時間で今日の13:35にソウル到着。往復チケットの関係で、ここで待ち時間が5時間半。とりあえず乗り継ぎ空間内をうろうろして割引券のついた案内を入手し、フードコートでビビンバを食べる。奥さんの食べてたレーメンは相当辛そうだった。今回携帯をワールドワイドに使ってみる予定だったが、なんと電源を入れるのにPINコードが必要なことを忘れていて使えず。日本でも使えるのがウリだったのだが、失敗のようである。エスカレーターをのぼったところが無料の待合所になっているので、しばし休息。

19:05に出発して関空まで2時間弱の飛行、今度はモニターがついてないが短いので許す。食事は小さいエビののったちらし寿司。着陸ルートがだいぶ通常と違っていたが、関空ではわりと強風が吹いていたようで、その影響かもしれない。それを考慮すると着陸はかなり上手だったのでは。


午前中はゆっくり準備。日本では実家に滞在するのでスーツケースの半分以上がお土産、帰りにはそのスペースにポン酢や焼き肉のたれなどを詰め込む予定。昼過ぎにICEでフランクフルトまで移動。大韓航空はターミナル2、チェックインをすませてマクドで時間つぶし。

飛行機は19:20発B747-400で来るときのと一緒、ゲーム付きで座席はわりと広い。通路側を指定し忘れたので窓から2席。食事メニューも来るときと同じで最初にビビンバ、到着前にはおかゆが出る。そんなに揺れはしなかったが、久しぶりの飛行機なので睡眠はあまりとれず。


昼過ぎ、雪がふってきた、とおもったら一瞬であたりがまっしろに。

明日からchiral07に向けて一時帰国です。


グループセミナーby T.H.くん。PとかAとか最近のNJLにはいろんなのがつきます。ここでのAは、いわゆるnon-local chiral quark modelだが、フォームファクターの漸近形をpQCDから決めるのがポイントか。結果としていろいろいいことが起きるらしい。しかし依然として計算はmean fieldだし、pQCDのleadingとマッチングするだけでいろんなものに合うというのは不思議である。

行列をひっくりかえしてみたり、部分的にひっくりかえしてみたり、だんだんわからなくなってくる。なんで結果が違う?


「ふだんよりも動悸がする」+「ほとんどいつも」には何か矛盾を感じる。


トークの準備をしてみるが、どうも時間がたりない。イントロを1枚削除、この話は言っておきたかったんだが。


カイラルのプログラムって微妙に変更がされてますか?前見たときと若干違う様な気がする。


ありがたいお知らせをいただく。


お土産の買い出し等に中心部へ。いろいろかわいいものが売っている。


昔の論文を見返すと、わりといいことが書いてあったりする。


今日は諸聖人の日ということでお休み。英国庭園と近所を散歩してみる。秋の英国庭園もなかなかよろしい。途中トランスラピッドの絵が書いてあるポスターがあって、土曜日に中心部でイベントがある、というような事が書いてある。おもしろそうなのであとで調べると「contra」トランスラピッドだったらしく、土曜日に反対デモをやる、とのことらしい。邪悪な顔をしているわけだ。


2007年10月


アメリカ人の書いた論文はよく分からん単語がたまに出てくる。


ボスは一日試験でいそがしそうなので、昼食時に今後の方針を議論。明日帰るというA.D.さんとは今日でお別れ。いろいろお世話になりました。


A.D.さんさよならパーティ@Garchingのギリシャ料理屋。S.R.くんは日本語を習っているらしい。缶コーヒーはドイツ人には想像できんものらしい。


今日の夜にサマータイムが終了、日本との時差は8時間に。欧米のように緯度が高いところで「寝ているのに太陽が出てしまう時間」というのを利用する、という観点だと、たしかに省エネになるか。


重心からの距離に直したり、チャージの基底に移ったりする。

先日購入したケータイが届く。アルクで英単語を調べる度に出てくる会社ので、日本語が使えるのがウリ。今申し込むと割引らしいので。2年が主流のこちらで1年契約できるのもポイント。

IBZコンサート、といってもなんと庄司紗矢香が出演。ちゃんとHPにも書いてあります。ガスタイクの小ホールとか、他にもいいとこはあると思うのですが。無料でこんなの聞いていいんでしょうか。どんなコネが。。。モーツァルトとメンデルスゾーンのピアノトリオで、庄司さんはすごい激しい音がしますな。全体的に華やかな演奏でした。


大きさを測ってみたりするが、定義がよくわからない。trivialすぎるのか、あんまり論文にも書いてない。結果としておんなじくらいのが出るのでよしとするか。

というわけでこっそり八木浩輔を読んでいたら、印刷して欲しいものがあるといって来たT.H.氏にみつかってしまう。いやいや核力を勉強しているんですよ、ということにする。

その核力セミナー、そうとうきれいに出てくるようです。やっぱり気になるのはポテンシャルの決め方が一意でないところで、そのへんの詳しいことが知りたいのだが、長い論文はまだ製作中らしい。


質量とかを正確なものに変えて、residueから結合定数のところの計算を進める。いつもは絶対値で出していたが、チェックのため結合定数そのものを引き出してみると、位相の調節によって非対角要素ときれいにconsistentになる。

複数の仕事を同時進行するのは、頭をいろいろ切り替えながらできるのがいいのだが、プログラムに関しては細かいところをちゃんと書いておかないと、後で見返したときによくわからなかったりして困る。


T.H.氏を囲む会@ラーツケラー。いろいろ興味深い話が聞けました。わりとはやく店に入ったとおもったのに、わりとおそく店から出てきた気がする。


そうですか、おめでとうございます。

T.H.氏来訪、そしてレクチャー、latticeとかhot QCDとか。確かにcrossoverの時にTcを決める、というのはそもそもおかしい話である。

午後少しT.H.氏に最近の研究の話をする。poleの説明はやっぱりこの方がわかりやすいようだ。今後宣伝していきたいポイントでもある。

置きっぱなしだった仕事を片付ける。いや片付いたのだろうか。


ノミの市出動vol.2。じいさんにお土産を買う。


本日初雪を観測しました。

高級アイスとして一世を風靡した「ビエネッタ」がこちらで売っているのを発見。ぱりぱりとしたチョコの食感はあるが、何かが違う気がして、いまいち昔の感動はよみがえらず。日本でも実は売っているようで、みんな思い出したように買って、ちょっとがっかりするようだ。大人になるというのはそういうことだろうか。


赤福、、、好きなんですが。


だいぶ寒くなってきました。週末はそうとう冷え込みそう。ついでにユーロもじりじり下がってきてます。

原稿を作成。


K.氏には締め切りを過ぎちゃったので変更できません、という方向で。


A.G.氏レクチャー2、K核について。論文のイントロを書くときに参考にします。

Igorにquick fitという機能があることに気づく。適当に触ってみたが、多項式やガウスでfitしてくれるスグレモノだった。これは使える。というか多項式すごい。多項式万歳。

proceedingsにまで「おれの論文を引け」メールがくるとは思わなかった。といってもいつものL氏ではなくいつものK氏である。よく見ているもんだ。


ぬれタオル on the ハイツングにより快適なお目覚め。

グループミーティングが再開、今日はT.G.のD論発表練習。ドイツ語によるトーク、Pionen(ピオーネン)とNukleonen(cではない)がどうのこうの。カイラル展開の収束性について、前回と同じところでW.W.とバトル。

昼食時にぼーっとしてたら財布をトレーにのせたまま返却口へ。ボスを使って食堂のおばちゃんに探してもらい無事確保。

午後からA.G.氏をまじえてA.D.さんとボスと議論、4つのモデルは著者名でなくValencia、Osaka、Muenchen、Bonnと分類することも出来る。物理的理由のないところでカクッとなるのはやっぱり気持ち悪い。


部屋の乾燥がいかんのでは、ということで寝る前にハイツングというドイツの暖房装置にぬれタオルを設置してもらう。見えないが着実な効果がある。


ちょっと元気が出てきたので楽天でいろいろ買ったり予約したり。咳に効くというお茶を飲んでみる。


A.G.氏レクチャー1、エキゾチック原子について。いろいろと勉強になる。

公開鍵方式の説明を聞いても、いまいち安全そうに感じなかったのだが、素因数分解を使う、と言われると確かにそうかもと思ってしまう。しかしそれにしたって公開しておく必要があるんだろうか。


町中はそうでもないが、郊外の大学の近くはすごい霧になっている。


ちょっと風邪でダウン。


2分法も使ってみる。サイバー教授の授業を受けといてよかった。

IBZの金曜パーティーに参加、今日本人が多いらしく、いろいろご挨拶できてよかった。さらに終了後、3人お子さんがいらっしゃるNさん宅で続き。他の日本人の方や日本語がうまいドイツ人などもやってきておいしくお酒をいただきました。


A.D.さんとボスと議論。3体になるといろいろ難しいことがあるようだ。3体のなかの2体を考えるともっといろいろあるようだ。


今日はドイツが統一した日ということでお休みです。散髪してもらう。


衝撃のニュース。そうきましたか。

歌劇場コンサート、今日はズービン・メータで、チャイコフスキーのロメジュリ、Vn協奏曲、春の祭典、というロシアプログラム。立ち見だが一番中央を取ったので舞台もよく見える。オケは相変わらずエンジンがかかるのが遅いが、ロメジュリのように前奏が長いとちょうどいいくらいに盛り上がってきてよろしい。やっぱり入りがあわんのが気になるが、後半の弦楽器の旋律がすごくいい音色であった。Vn協奏曲は日本人の若手がソリスト、どうもうまいと思ったら今年のチャイコンの優勝者だったようだ。楽章の後半でバテるのと、たまに音がかするのが気になるが、音量もあるし自然につながって聞こえるフレージングは素晴らしい。オケも主旋律につけるのは得意なのか、伴奏だとやけにそろう。好演だったので1楽章が終わったあとにも拍手が起こったし、アンコールもあってパガニーニを弾いていた。

春祭は舞台の端から端まで管楽器がならんで大編成。日頃見ない小さい笛や大きい笛が見れるのが楽しい。さらに自分の番が来ると激しく動いて吹くやつがおおいので、楽器の移りかわりが視覚的に楽しめる。春祭というと、デュトワがN響に来たときの流れるような指揮を思い出すが、メータは棒の先だけ振ったりして基本的に省エネ、しかし細かい動きが多彩であり、盛り上がってくると動きも活発になる。11拍子のところはおまかせにして汗を拭いていたりもするのだが。金管は全体的に耳に優しい響きであり、弦楽器もロメジュリとは違う色合いが出ていてよい。


登校中にA.D.さんと遭遇、1ヶ月滞在されるそうです。

今日の英語:「振り子」はpendulum。力学とか習うときは日本語の教科書なんですよ。

セミナーの順番決め。わりと先まで予定をたてるものらしい。


本文の内容に関する質問、ご意見ご要望はこちらまで。
トップへ