自作クラスタ計算機:nisの基本設定
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概要
- プライベートLAN内でコンピュータの設定を共有するシステムをNetwork Information Service (NIS) と呼ぶ
- 複数人でクラスタ計算機を使用するとき、それぞれの計算ノードに各自のアカウントを一つずつ作成するのは非常に手間であるので、このシステムを使う
- 共有する設定を管理するサーバをNISサーバと呼び、今回は管理ノードをその役割に当てる
設定方法
管理ノード
- NISのパッケージをインストールする
sudo apt install nis
- 途中でNISドメイン名というものを聞かれので kanri.nis などとする。
- NISドメイン名は設定を共有するコンピュータのグループの名前のことであり、FQDNにおけるドメイン名とはまったく別物である
- NISドメイン名は /etc/defaultdomain に保存されるので、変更したくなったらこのファイルを編集すればよい
- /etc/hosts.allow にNISサーバのIPアドレス(この場合は管理ノードをNISサーバとするので127.0.0.1とする)と共有するネットワークのIPアドレスを指定する
$ sudo vi /etc/hosts.allow
- hosts.allow
rpcbind : 127.0.0.1 192.168.0.0/24
- /etc/defalut/nis に管理ノードをNISサーバとすることを指定する
$ sudo vi /etc/defalut/nis
- nis
NISSERVER=master
計算ノード
参考
自作クラスタ計算機/nisの基本設定.1583063673.txt.gz · Last modified: 2021/06/27 21:58 (external edit)