• 物理分野の文章を書くときによく使うパッケージをまとめました。
• 説明文は随時更新

• 文書に数式が出てくるときはとりあえず入れておきましょう

• 文中に定義とか定理とかを書くときに使います

• 太字でベクトルを書くときに斜体にしてくれます（標準コマンドの\mathbfだと斜体にならない）

https://www.ctan.org/pkg/braket

• ディラックのブラケット記法が書けます

https://www.ctan.org/pkg/diffcoeff

• 微分演算子を書くときに便利です
• 似たような機能を持つパッケージにderivativeパッケージがあります。使い勝手はそんなに変わらないのでお好みで。

• 自然数(N)・整数(Z)・有理数(Q)・実数(R)・複素数(C)などの集合を表す数学記号を出力したいときに使います

• 花文字を使えるようになります。

https://ctan.org/pkg/mathtools

• amsmathよりも数式の見栄えがよくなるように改善されます

https://www.ctan.org/pkg/physics2

• いろいろ問題のあるphysicsパッケージの代替品
• カッコをつけるときに大きさを自動調整してくれます
• ディラックのブラケット記法が使えます（braketパッケージと機能が被るので好みで）
• 簡単に行列を生成できます

https://www.ctan.org/pkg/mhchem

• 化学式や化学反応式を書くときに便利です

https://ctan.org/pkg/siunitx

• 単位付きの数値を書くときに便利です

• 表を作るとき、縦方向にセルを結合したいときに使います（横方向の結合には\multicolumnコマンドがデフォルトで存在します）

• 文章に枠を付けられるようになります

https://www.ctan.org/pkg/cite

• 参考文献を文中で引用するときには/citeコマンドを使いますが、連続する3つ以上の文献の場合はデフォルトだと[1,2,3]となるのが[1-3]とまとめてくれます
• このほか、引用の形式を細かく調整できます

• 本文と数式のフォントがTimes系の New TX Fonts に変わります
• デフォルトのフォントである Computer Modern より、文字の間隔が改善されています

• 文字に色をつけたいときに使います
• colorパッケージよりも扱える色の種類が多いです