第3回領域若手研究会がグランドパーク小樽で行なわれました。76名の参加者を迎え、最新の研究成果の発表や、量子情報・素粒子・宇宙・物性物理に関するディスカッションの時間を通じて、分野間の若手交流が行なわれました。
学変A「極限宇宙」領域代表の高柳は、インドのICTS研究所で、今月Infosys-ICTS Chandrasekhar Lecturesに招待され、Entanglement and emergence of gravitational spacetimeと題する3コマの講義を行いました:https://www.icts.res.in/lectures/spacetime
その際のインタビュー記事が以下で公開されております:
In Conversation With Tadashi Takayanagi - Synapse by ICTS
A chat on quantum gravity, quantum information theory, the black hole information paradox, and holography.
2024年12月17-20日に東京大学駒場Ⅱキャンパスで、本領域計画班D01主催のスクール「場の理論の新しい計算方法2024」が開催されます。詳細はこちら。
学変A「極限宇宙」領域代表の高柳匡氏と領域アドバイザーの笠真生氏らが、ICTPのディラック・メダルを受賞しました。受賞理由は「重力理論や場の量子論における量子エントロピーに関する貢献」です。この賞は理論物理学の国際賞で、日本人の受賞は、1986年の南部陽一郎博士以来です。詳細はこちらのICTPのページをご覧ください:
https://www.ictp.it/news/2024/8/ictp-announces-2024-dirac-medallists
また、京都大学基礎物理学研究所のページにも紹介記事がありますのご参照ください: https://www.yukawa.kyoto-u.ac.jp/research/r389
C01班の高柳匡氏らによりプレスリリース「量子臨界点における境界自由度の単調性を量子情報から導出―量子エンタングルメントの三角不等式を用いた量子物質の幾何学的理解―」が行われました。[リンク]
本領域の研究キーワードを解説する「極限宇宙ガイド」、第4号は白水 徹也氏(名古屋大学大学院多元数理科学研究科/素粒子宇宙起源研究所, C03班)による「時空の特異点定理からブレーンワールド宇宙まで」 (2023年度ニュースレターより転載)です。是非、ご活用ください。https://www2.yukawa.kyoto-u.ac.jp/~extremeuniverse/exu-guide-4/